いかにして問題をとくか

最近、子供のドリルを見ていたら、繰り下がりの引き算について自分とは異なる方法を教えていた。

自分はどうしているだろうと考えたら、11から19までの整数からの繰り下がりのある引き算ですら、引かれる数と引く数の組み合わせによって3通りの考え方をしていることに気が付いた。プログラムとしては無駄な場合分けが多くて非効率なのだが、自分は不思議とこれが一番楽に処理できるらしい。

 

数学ではやたらと「別解(法)」を求める。当時は最も効率的な方法があってそれが出るまで別解を探させられているのだと思っていた部分もあったが、人によって楽に考えられる解法は違うしそこに必ずしも合理性がなかったりするので、いくつかの代表的なパスを与えているという側面もあるのかもしれないと思った。

そんなことを考えていたら、中3の担任だった数学の先生が問題のとらえ方や向き合い方の勉強になる良書として『いかにして問題をとくか』という本を紹介していたことを思い出した。これが昨日のことで、今日ショッピングモールで本屋に差し掛かったら『いかにして問題をとくか』の改訂版が昨年出たというのが店頭で紹介されていたので、ちょっと運命を感じて衝動買いしてしまった。

 

中3の4月から約25年経って、ついに担任の推薦図書を手に取った。